低身長とは?--どんな場合に受診するの?--
| 子どもの身長が低い場合、親の目からみるとたとえ平均より少し低いだけでも心配されて相談に来られることも多いようです。でも医学的には、その同じ年令の平均身長より-2標準偏差以下の場合を低身長と定義しています。つまり同じ誕生日の子ども100人の中で、身長が前から2-3番目の子どもがこの定義に相当するわけです。ですから、ご両親が他の子どもと比べて極端に小さいなと感じられる場合やどんどん差が開いてきてるなと感じられる場合は専門医に相談されると良いでしょう。 |
低身長の原因--背が低いといっても原因はいろいろあるの?--
1:成長ホルモン分泌不全性低身長症 (成長ホルモンの分泌が悪く背が伸びない場合、-2標準偏差以下の低身長児の10-15%) 2:タ−ナ−症候群 3:軟骨異栄養症 4:プラーダー・ヴィリ症候群 (15番染色体の異常。2才頃より異常な食欲亢進が出現する。高度の肥満となり、2型糖尿病を発症することが多い。知能障害、 性腺機能不全を合併する。本症候群の多くに成長ホルモン分泌不全が証明される。) 5:慢性腎不全に伴う低身長 6:SGA性低身長症 (在胎週数に比して出生児身長および出生児体重が小さくて2〜3才までに身長が正常範囲に追いつかない場合) |
低身長症の診断
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受診された場合次の手順で診断を進めていきます。 1 問診:生まれた時の状態・生まれてからの成長(成長曲線の作成)と発育歴・ご両親の身長・本人の病歴があるか・食事の傾向・就寝時間などの日常生活などについておたずねします。成長曲線の作成のために母子手帳とその後の成長の記録を持ってきていただくと大変参考になります。 2 計測:身長・体重を測定し、栄養状態と-2標準偏差以下かどうかの身長評価を行います。 3 診察:一般的な小児科の診察にあわせて、体全体がバランスがとれているか・甲状腺が大きくないか・二次性徴の進み具合はどうか・外表奇形の有無などをチェックします。 4 一次(スクリ−ニング)検査:身長が-2標準偏差以下の低身長だからといって全員が成長ホルモン検査の対象になるわけではありません。まず一次検査として
5 二次検査(成長ホルモン分泌精査) 一般検査・甲状腺機能などに異常がなく、ソマトメジンCが低値で、骨年令が遅れている場合、成長ホルモンの分泌が悪いことが疑われます。この場合、成長ホルモン分泌試験を行って診断を受ける必要があります。成長ホルモンは時間毎に分泌の濃度が異なりますので、1回の採血では判定出来ません。内服や注射よる薬剤を投与して、その最大反応値をみて分泌があるかの判定を行います。これを負荷試験といいます。負荷試験に対する反応は個人差があるため最低2種類以上の検査を行って判定します。負荷試験は一部外来で実施できるものもありますが、原則としては入院で行います。お家のご都合で実施方法をご相談下さい。 6 低身長の治療 7 注意 |