ロシア旅行記(サンクトペテルブルグ)
sankt−1
ネフスキー大通り
地下鉄は核シェルター
サンクトペテルブルグは、とにかく広い。ヨーロッパのたいていの主要都市に行ったが、ここほど移動するのに苦労をしたところはない。われわれが泊ったホテルは、フィンランド駅の西側に位置する「サンクトペテルブルグ・ホテル」だった。駅からは徒歩700mぐらいだった。ホテルの部屋の西側からは、ロシア革命の幕開けの大砲をうち放った巡洋艦「オーロラ」が、当時のままの姿で川辺に横たわっているのが見える。さらにはるか南西の奥を見やると、直線距離2km先に「エルミタージュ美術館」がある。これを目指して歩いていくと、3kmになる。歩くとへとへとになる。ネヴァ川を渡る必要があるから、1km増えるのだった。
市の中心は、「エルミタージュ」の西隣にある「旧海軍省」である。ここから南側に放射線状に大きな通りが伸びている。これらの道を東西にくもの巣のように結ぶ形で、たくさんの通りが横断する。その中でも、上の写真のネフスキー通りは、最も広いメイン通りである。
さて、市の中心である「旧海軍省」に行くには、とにかく大変である。ホテルから、フィンランド駅のすぐそばにある地下鉄プロシャーチ・リェーニナ駅まで700m。地下鉄に乗って、3つ目の駅が「ネフスキー通り」であるが、途中乗り換えなければならない。しかも、地下鉄に乗るには長い長いエスカレーターにひたすら乗って、地下にもぐらなければならない。地下鉄の構内は地下の奥深いところにあり、まさに核シェルターだった。だから、便利なのか不便なのかまったくわからない。
地下鉄を出ると、ネフスキー通りに出るが、「旧海軍省」へは1.2kmも歩かねばならない。これが、最も早い方法だというのがわかるのにずいぶん時間がかかった。それまでは、市電を乗り継ぎ行こうとしたり、地下鉄とバスを乗り継いでみたりした。結局、この核シェルターを使うのが一番便利だった。時間にして、20分だろうか。