風の回廊のコンセプトに関連のある情報を、目についたものからランダムに集めています。
更新 1998/11/1
★環境をテーマにした哲夫の小説文集出版
中国で環境問題を扱っている特異な作家、哲夫(1955−)の作品が「哲夫文集」全10巻
(長江文芸出版社)にまとめられた。哲夫は、人間は自然の一部であり、自然破壊が人類
を自滅に追い込むという認識のもとに「生態小説」というジャンルを切り開いている希有な作
家の一人である。環境保全が重要な課題となっている今日、本格的な環境小説の先駆けと
なるかどうか。
★朝日新聞主催の国際フォーラム「21世紀へ 新たな価値を求めて」
が10月24日、京都で開催
21世紀に向けて、これまでの価値観、行動基準、倫理などを問い直す取り組みが各分野
で進んでいる中、朝日新聞は早くから「地球倫理」を提唱しているドイツの神学者、ハンス・
キュンク氏を招き、日本の学者・経済人をまじえて討論するフォーラムを開催した。
キュンク氏は1993年にシカゴの世界宗教会議で「地球倫理宣言」を発表している。地球倫
理宣言の基本は「人間はだれでも人間らしく扱われなければならない」という点であり、次
の4つの生活領域の文化に具体化できるとしている。
@殺すな。生命への畏敬は環境問題、平和問題につながる
Aうそをつくな。誠実な生き方、政治家の問題でもある
B盗むな。公正な経済秩序、南北問題につながる
Cみだらであるな。男女はパートーナーシップを保とう
これらは、聖書にある基本的な戒律であるが、改めてこれからの時代の重要なキーワード
になると考えられている。こうした言葉を聞くと、何を今さらという感じもあり、人類はこの2
000年いったい何をしてきたのだろう、変わることなど可能なのかという絶望感にかられる
人も多いと思うが、悲観的になっても何も生まれるものはない。自分の足元を冷静に見つめ
できることからしていくしかないのも確かなことである。上の4つのことを一人ひとりが一つず
つ確実に実行していくこと、周りの人に実行させていく努力をしていくことが、これからの地
球時代の生き方として問われているのだと思う。それは、「風の回廊」の意識のあり様と歩
みを同じくするものだと思う。ただ、風の回廊としては、宗教的倫理にとらわれない、個の地
球的倫理「感」を大切にしたいと思ったりはするが・・・・。