軟弱地盤とは?

軟弱地盤とは地盤調査を行った上で1平方メートル当たりの地耐力が、3トン未満の地盤の事を 指します。

一般住宅の場合、1平方メートル当たりの地耐力が、地盤の表層部分から約2メートルに渡り3トン以上 続いていれば、基礎の形状によって対応出来ます。

しかし、近年の住宅は余裕のある土地に建てる事が少なく、むしろ余裕の無い土地に少しでも 広いスペースで建てれるような設計が、目立って来ています。

限られたスペースで無理をして建てる訳ですから、家の重心がセンターに来るような設計を するのは、難しい事です。

つまり、家の荷重を支えてるのは基礎で有り、その家と基礎を支えているのは、地盤で有ると 言うことを忘れ無いで下さい。

家全体の荷重が、センターに来るのでは無く、どちらかにずれて居るので有れば、 1平方メートル当たりの地耐力が、3トン以上有っても地盤自体が、家と基礎の荷重を 支えきれない事態が起こってきます。

基礎仕様による対策

住宅メーカーの場合100%ですが、ほとんどが地盤調査の結果を検討して基礎が、設計されます。 基礎形状によって対応出来ると判断された場合、大きく分けて、 次の4パターンが基本です。

besu1.jpg 1、標準基礎

地盤調査の結果、建物の荷重が影響を及ぼす地盤が、 1平方メートル当たり5トン以上まで耐えられる「地耐力」が あると診断されれば標準の布基礎を使います。(専門用語=5トン基礎)

基礎のベース幅(基礎の地中に埋まった広がった部分)は施工会社によって、さまざま ですが、大体400mmから500mmまでです。
住宅金融公庫の仕様基準は、2階建てで360mm、3階建てで450mmです。

besu1.jpg 2、幅広基礎

地盤調査の結果、建物の荷重が影響を及ぼす地盤が、 1平方メートル当たり3トン以上5トン未満まで耐えられる「地耐力」の地盤の場合は 基礎形状を変える必要があります。(専門用語=3トン基礎)

具体的には、ベースの幅を広げた布基礎を作り、基礎と地盤の接地面を広げます。 接地面が増えれば荷重分散の角度が広がるので、建物が軽くなるのと同じ効果が得られます。

基礎のベース幅は、500mmから1000mmが一般的です。

besu1.jpg 2、深基礎

地盤調査の結果、建物の荷重が影響を及ぼす地盤の 1平方メートル当たり5トン以上まで耐えられる安定地盤が深い場合に設計します。

途中に軟弱地盤が有っても 基礎のベース底が安定地盤に面しているため、建物の 荷重は安定地盤により支えられます。

深さは、1500mm位までと思われます。予算的にそれ以上ですと、杭工事の方が 安価で施工出来るからです。

besu1.jpg 2、ベタ基礎

地盤調査の結果、建物の荷重が影響を及ぼす地盤が、 1平方メートル当たり3トン以下の「地耐力」しか無い場合に床下全面にコンクリートを打つ 「ベタ基礎」にして不同沈下を均等化させる方法があります。

間違えないで下さい!「ベタ基礎」は不同沈下を防ぐ方法では無く、不同沈下を均等化させる方法 で有るということを!
たとえばお風呂に洗面器を浮かべて、その中に拳大の石を入れるとします。
バランスが保たれている時、洗面器は均等に沈みます。つまり「ベタ基礎」とは、浮き基礎の 原理なのです。

ベタ基礎の設計には詳しい地盤調査と綿密な構造計算が欠かせません。
決して地盤が悪いから「ベタ基礎」にといった安易な事は考えないで下さい。

ベタ基礎設計の注意点


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