地盤調査とは?

地盤調査とは、土地を地質学的と土質工学的に調べる事を言います。

地質学とは、土地の地盤の層が、今までどの様に蓄積されて来たかを、調べます。 (遺跡発掘調査、地震の活断層調査、等)

土質工学とは、土地を物理的と力学的に現状地盤が、どの様な状態か調べて改良する事 です。(造成工事、埋め立て工事、ダム建築工事、飛行場建設、ビル建築、等)

すなわち地質学は、土地地盤の深部を調べ、土質工学は、土地地盤の比較的浅い所を 調べます。

中、低層住宅建築に直接関係が有るのは、土質工学の方ですが、地質学を抜きにして 建築設計をするのは、危険です。双方のデーターと資料を合わせて、検討する事が 、もっとも安全な建築設計といえます。

地盤調査の目的と役割とは?

人々の生活の場である住居、生産活動の拠点としての工場など、その種類・目的・規模 の差異を問わず共通しているのは、それらの構造物がすべて地盤の上に建設されている事です。

この様な各種の構造物を安全で機能的かつ経済的に建設する為に、設計・施工に先だって 必要な地盤情報を得る事が地盤調査の大きな目的の1つです。

すなわち、地盤が構造物や施設を安全に支持出来るかどうか、また出来ない場合には 安全に支持する為の方法を技術的に調べる事が調査の要点となります。

地盤の条件と構造物の規模によっては、それ自身の重みなどのよって地盤が変状する 事が多発しています。

不等沈下以外にも、我が国では集中豪雨・台風・地震などに起因する斜面崩壊や液状化 などの地盤災害が多発しています。

災害の防止とその規模の軽減に向けて十分な対策を講じる為にも地盤調査の果たす 役割は極めて大きな事です。

阪神・淡路大震災で当社の設計・施工した物件の被害は、軽微なものを含めても0件です。

建物が地盤に与える影響とは?

中、低層住宅の場合、建物と基礎の荷重が地盤に与える影響深度は、一般的に10メートルまで と、言われてます。

10メートルまでの地層にN値3以下、1平方メートルの地耐力が3TON以下の層が見つかれば 要注意です。

国土交通省の一般住宅向けの軟弱地盤の判定基準は、基礎の底盤から2mまでの層にスェーデン式 サウンディング調査の結果、100kgの荷重で自沈(回転をあたえないでそのまま沈む)する 地層があるか、2m〜5mに50kgの荷重で自沈する地層がある場合は、適切な地盤補強を するように指導しています。

建物を支えているのは基礎ですが、その建物と基礎を支えているのは地盤です。頑丈な建物、頑丈な基礎 、頑丈な地盤、この3つです。

この3つの内1つでも、欠けると安全な建物は完成しません。

建物と基礎の頑丈さは、目で見てある程度判断出来ますが、地盤の頑丈さは、目で見ても 表面的にしか、分かりません。

実際に固い地盤(支持層)まで、調査して見ないとわかりません。

よく現状の建物を解体して建て替える時に前の家は大丈夫だったから、今度の家も大丈夫だと 耳にしますが、実際には解体の時に基礎底盤よりも深い部分まで土を攪拌していますし、浄化槽 などがあると撤去のため、深い部分まで堀下げてあります。

また昔の家と違い、現在の住宅は設備関係1つを取り上げても家の重量が重くなっている事が 多いので十分な検討が必要です。

土の分類と判別

土はいろんな大きさ、形をもった集まりであり、土粒子の間隙には水・空気が含まれています。

土粒子を粒径によって分類すると次のようになります。

地盤が軟弱地盤か安定地盤かと、いうことは土粒子の間隙の水(含水比)と空気(空隙)の 割合で決まります。

水と空気が多い程、軟弱度が増し、逆に少なくなる程、堅い地盤になります。


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