うつ病・・治療の開始 [HOME]

うつ病。。治療の開始

うつ病。。治療の開始....最初は内科

自宅にたどり着き、やっと、家族や会社にかなりの心配を掛けていた事を知った。
「いいから、とにかく休め」ということで1週間程自宅で寝て過ごす。

もう会社へは戻れないな、顔向けできないな、恥ずべきことだ、自分はやはり死んだほうが良かったのではないかと、丸1日そんなことばかり考えていた。

そして数日後カミさんに病院へ連れて行かれた...内科であった

「初診ですね、どうされました?」「ハイ、ここ数ヶ月、仕事が忙しくて、毎日遅くまで仕事して、体重も急に10kgも落ちて、休みの日も殆どなくて、休日でも起き上がることができないぐらいでetc..」

診察を受けるはずの自分がボーとして黙っている目の前で、医者とカミさんが何だかんだと勝手に会話を交わしている。
たまに先生が私のほうを見て何か問いかけるが、自分は適当なことをシドロモドロで答えるのみ。

内科の先生が言った「引継書を書きますので、今すぐ神経科へ行ってください。」

内科の先生の判断に感謝
たまたま偶然に訪れた神経科、そこで治療が始まりました

神経科の待合で感じたことは「外見は全く普通の人ばかりだな」ということである。
時々椅子に横になっている若い女性がいるぐらいだ。
これから何が始まるのだろう..呼ばれて一番目のドアを開いて目に入ったのは[カウンセリング室]の文字。中に入ると優しそうな女性の先生が椅子に座っていた。
先生が「どうされました?」と私に聞いているうちに、カミさんが涙ぐみながら「あのこと(失踪の件)も話したら?」と言った。
私は、一度カミさんに外へ出てもらい、先生と二人きりになり、ここ数ヶ月のことを概ね話した。(数年前A部に所属中嫌気がさしてしまったことや、失踪中、自殺のことばかり考えていたことは除いて)

先生は、必要以上に根掘り葉掘り私に質問することなく、あっさりと「あなたは、うつ病です、とにかく仕事休んで静養ください(とっくに仕事は休んでいたのだが)」と告げられた。

「うつ病?」...しばし私は考えてしまった。「うつ病とは...どんな病気だろう..」
それまで、仕事のことで何か問題が発生したりすると冗談めかして「あぁ〜うつになるぅ〜」などと言ったりしていたが、いざ本格的に自分がうつ病判定を受けると「へっ?」という感じであった。

私はそれからと言うものネットでうつ病のことをひたすら調べ、「気合や根性の問題ではなく、自分は病にかかっていることをなんとなく理解した(この時期は、表面上でしか理解していなかったのだが)」

しかし、所詮、自分の性根や能力が足りなかったからこんな事になったのだという考えは晴れず、3回目の診断のとき、先生に食って掛った。
「私はね、5年も6年も嫌々仕事してんです。会社やめる甲斐性も無いし、そう思えばもう直ったようなものです。今更、何日休んでも何も変わらないんですよ」

ところが、先生が思いもよらぬことを言ったのである。
「あなたは今、それを治しに来てるんですよ」

そうだったのか....?と一瞬思考が止まった。

それ以来、職場を投げ出してしまったことに加え、常に意識して考えないようにしていた過去のA部での記憶を常に引きずることになり、私にとっての本来のうつ病をたっぷり味わうことになる。
しばらくは、本当に動けなくなるくらいの苦痛に見舞われ、うめきながら横たわる日々が続いた。

しかし、その先生の一言が結構当たっていることが分かるようになって来た。薬の効果が出始めると、「職場を投げ出したことに対する罪悪感」は次第に(時間は掛かったが)薄れてきたのである。

自分はやはり「本当にうつ病であり、どこかおかしいのだ」ということを自覚し始めると、問題は、A部を追い出されて以降、今の会社に勤めていること自体が苦痛で、それを騙し騙し過ごしていた事にあったのではないかと考えるようになった。

それは、A部のせいでもなく、上司のせいでもなく、自分の姿勢の問題であり、先生は

「それを正しなさい」

と言われたのであろう。そう解釈せざるを得なかった。
それは自分にとって「非常に難問題」であったが、何とか考え方を矯正してゆこうと決めた。

しかし今....一度身に染み付いた「ねじれた感情」は、そう簡単には取れないことを痛感している。

神経科と神経内科って全然違うの知りませんでした..お世話になる事も無かったし