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うつ病の知識が少しでもあれば

うつ病に対する無知さ加減がうつ病の種を体に植え付けていく?

そうこうしている内に、ある仕事を任せていただけることになった。これまでより難易度の高い仕事で、久々に「よっしゃ!」といった感じで仕事に取り組んでいたが、これが運のつきであった。(^^ゞ

当時会社は、ある事情により慢性的な人手不足となっており、通常なら3〜4人ぐらいでやる仕事を、当面1人でやることになり、人を使う能力に欠けている私は誰かに助けを求めることもせず(できず)2時、3時まで仕事をしている状態(さすがに毎日ではないものの)が1月程続いた。

その間、仕事の発注者から「前と言ってることが違うんじゃねえの?」的な突発てきな条件変更等で振り回されることが何度かあったが、特に精神的な苦痛を感じることもなく7月を迎えた。

7月は、比較的ゆったりとした日々で、定時で帰宅できることも多かったのだが、仕事になると妙にやる気が出ず、それをまた異常と感じることも無く、さっさと片付けるべき仕事が徐々に机の上に溜まって行った。

また、同僚とたまに飲みに行くと違和感を感じるようになっていた...酒がうまくない...盛り上がって来て仕事の話になると周りが盛り上がっている中で妙にさめてしまう。
過去A部に所属していた自分からすれば、馬鹿げたような業務改革案をワイワイと議論している。

こいつら馬鹿じゃねえか?一人心の中でつぶやいて疎外感を感じる..........

気づかぬ内に、じわり、じわりと歪が体に染み込んでゆく
人の励ましの言葉も地獄からの声に聞こえる

8月を向かえ、そろそろ現地の仕事を開始しなければという時期が来て、今後の仕事の構想を練っていたところが、またまた発注者の突発的な御支持により、プラスアルファの仕事が増え、シビアな日々が始まり、結局、計画が殆どできていない状態で現地作業に突入してしまった。

これは状況としては最悪のものであった。

そして8月も、外での仕事に加え、アフター5は翌日3時、4時まで事務所で仕事をしている日々が続いた。
休日もへったくれもない。家にも帰れない。

無能な私は、この辺でやっと、1人では絶対無理だと気づき、会社へ応援を要請し、1名のスタッフを得ることができた。

しかし、応援がきてからホットした分、張り詰めていたものがどんどん緩んでいくのを感るようになった。
あの「いざという時のやる気の無さ」がボチボチ姿を現し始めていた。
止められないな.......内心まずいものをかんじていた。

そしてさらに4人スタッフを増やしてもらえた。

今でも体に感触が残っているのが、ある日の事だ。
これまでと違い、増員された人間のおかげで仕事がどんどん進んでいくのを見ながら、急に恐怖感を感じ、体が少し震えているのである。
「プレッシャーに負けそうになっているのだろう」程度に考えていたが、すでに、職場内の他の連中とも会話を交わすのが怖く、応援部隊に任せっぱなしになっていた。

そして、客先の人間顔を見るのも嫌になり始めていた。
何かあれば、またあの連中と顔を会わすのかと思うと、頭の中が真っ白になり、言いようの無い恐怖感を感じるようになってしまっていた。

増員された人間は優秀で、現地に来るなり、説明するまでも無く、大変な状況を把握し、ことあるごとに「全てがあなたの責任じゃ無いんですから、がんばりましょうよ」と言ってくれたが、口では「おう、おう」と答えるものの、頭の中では苦痛を感じることしかできなくなっていた。

このときうつ病の知識があれば、早めに手を打って、あの最悪の結果にならずに済んだのかもしれないと、今更のように悔やんでいる。(後の祭であるが)

うつ病は早めに気づき、早期に治療しましょう