旅の記憶

 これまで数限りなく各地を旅してきた。強烈なインパクトを与えられる旅もあれば、際立った印象はないが何ともいえず心温まる旅もあった。ただ残念なのは年を経る毎にその印象が薄れゆくことである。いくら写真を撮ってみたところで、いくら旅日記をつけてみたところで薄れゆく印象を留めおくことはおよそ無理なことに違いない。

 もっとも、最近は別にそれでよいのではないかという気がしている。大事なのは過去に得た印象をいつまでも心に留め置くことではない。程度はどうあれ印象を受けることそれ自体、或いは印象を受けたその場で何かを想うこと、想える心をいつまでも持っておくことなのだ。これは何も旅先に限ったことではなく日常全ての瞬間に当てはまる。何にでも好奇心をもって接することが出来たであろう子供時代と同じ立場に立ち、前を見て、出来るだけ新鮮な気持ちで毎日を過ごすことが重要なのではないだろうか。












 さて、この空間で今私に出来ることは、途中下車して下さった皆様が今後思い立って旅をする際の参考になるような情報を掲載すること位しかない。しかし、旅のスタイルは本来個人個人で異なって然るべきである。従って具体的に此処で掲載する情報とは「私の視点から見た各地の様子」にとどめたい。旅は計画することから始まる。自身で色々調べ、検討し、それだけで旅の9割は終わったようなものである。私の意図は計画された旅を提供することには無く、旅を計画するきっかけを提供することである。


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ページ作成:無名の人(harakentk7@tcn.zaq.ne.jp)
最終更新:2004年5月30日(日)