雲南再び
15年ぶりの雲南
あー、日本から昆明まで飛行機が飛んでいたら楽なのにな〜。と、かつて雲南を旅した人々はきっとこんな感想を持っていただろう。15年前、中国国内の移動は大変で、天国のような雲南滞在の日々から移動の地獄を考えると気が重くなったものだった。
で、日本エアシステムが関空=昆明線を飛ばすと聞いたときには驚いた。あんな僻地に飛行機を飛ばして客が乗るのか.....乗るかも知れない。だって、中国で個人旅行者に人気のあるのは新疆ウイグル自治区、チベット、雲南という非漢民族地域なのだ。花博をあてこんでの就航だったかもしれないが、いまいち日本人の関心を集めなかった花博は終わったものの、雲南省内の道路&航空路が整備されて、あの大理が!あの麗江が!すっかりメジャーな観光地になってしまった。麗江はユネスコの世界文化遺産にもなった(超びっくり!)テレビで度々紹介されるようにもなり、家内も行ってみたいと言い出した。
しかし雲南航空の予約が取れないとか、ホテルの質とかの問題で控えていた。家内の体調があまりすぐれないこともあった。
家内を連れて2度の中国旅行をし、中国国内線の切符も日本で購入でき、ホテルの予約もオンラインで取れるようになって、やっと行ってみようということになった。
雲南への道
当初JASのマイルを使って昆明に行こうと思っていたのだが、値段を聞いてマイルは温存した。12月26日発1月2日帰国でたった52000円である。行き帰りともほぼ満席、トイレが少なくて混んでるとか、短距離のせいか枕がないとか、帰りのオーディオが故障したとか、いろいろあったが距離/価格比を考えると許せる。往路でスッチーが民族衣装を着て記念のしおりを配るなど心憎い演出もあった。
さて、関空を45分遅れ(混雑のせいでJASの責任ではない)で発った飛行機が高度を下げ、春に訪れた雲貴高原らしき山並み(右写真)を臨み、ほぼ定刻に昆明空港に到着。前の方の席だったので、入国審査にあまり待たされることなく通過。両替(税関前の目立たない場所にある)を済ませて空港バス(定員出発制)に乗り、昆明飯店に向かった。
省都 昆明
今や昆明は高層ビルが建ち並ぶ大都会である。(15年前はそれらが建ち始めた頃だった)昆明飯店は昔泊まった旧館が建て直され、昔建設中だった元新館はタイ領事館になっていた。
ホテル横の食堂で鍋貼の包子・餃子を食べ、ホリデイ・イン付属デパートを覗いて、中心部へ向かった。
街並みは大きく変わり、大通りには昔の面影はなかったが、一歩裏側に入ると昔の低層の建物(右写真)が残っていた。さすがに川沿いにあった旧フランス租界の面影を残す木造の建物は消えていたが、市場などは典型的な中国の市場そのままで、なんだか安心した。夕食の過橋米線は15年前の失敗(肉に十分火が通らなかった)を繰り返さず、まず肉を充分しゃぶしゃぶの要領で火を通してから、他の具、麺と入れ、安心して食べられた。10元で充分堪能できた。
翌日、空港へは雲南航空の售票処からバスが出ていると「歩き方」にはかかれてあるが、行ってみるとそれらしきバスはおらず、中の服務員に尋ねると市内バスで行け(しかも教えられた系統は間違っていた)と言われ、春城路にでて52路のバスを待つも目の前で2台走り去り、次はなかなか来ないので仕方なくタクシーを使った。結局10元かからず、空港バスより安いのであった。昨日空港でバスの客がなかなか集まらなかった理由が判明した。(昆明飯店-空港間は13.4元でした)
麗江への道
かつてはバスで1泊2日の旅だった昆明→麗江。いまや飛行機で45分である。朝早いのは苦手なので往路は上海航空の昼の便にした。麗江空港は高地にあるため、気温が上昇して揚力が不足し(空気の密度が小さくなるため)、山岳乱気流の発生しやすい昼間は飛ばないと聞いていたのだが、この上海航空は果敢にも真っ昼間に飛ぶ。欠航しないか揺れないかと不安だったのだが、40分ほど遅れただけでちゃんと飛んだし、さほど揺れもなかった。ただ、昆明空港のディスプレイ表示がゲートでなく、駐機場所を表していたので、「X1ってどこだ!」と慌てさせてくれた。(LEDのはちゃんと搭乗口が表示されます)
上海航空は雲南航空の便より空いてるようだし、ジュースとおつまみ3種が出てサービスもなかなかスマートだった。帰りの雲南航空は満席で慰安旅行の観光バスのような雰囲気、お土産は有名でポーチをくれたが、「雲南航空公司」と大きくプリントされていて日本の街中を歩ける代物ではない。サービスはジュースのみ。こちらも30分ほど遅れた。
麗江の空港バスは聞いていた通りマイクロ1台!だったが、案の定往復とも乗りきれず小型バスが増発された。狭いマイクロバスよりそちらの方が広くて快適かも。
※空港行きは民航售票処ビルが工事中のせいか、裏の駐車場発着だった。バスの時刻表は臨時待合室に掲示されていた。
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