| 「グローカルに生きる」 |
物語を引き継ぎ、新たなカタチをつくる |
| 「この場が長い歴史の中で育んできたものはどんなことで、これからも大切にするものは何なのか?」 「新たなものをカタチにするために何を変えていく必要があるのか?」 そんなことを日々思いながら走ってきた。 2010年の旅の中でこれまでを振り返りながら 今の仕事もで与えてもらっている権限や幅、役職も、カタチにしようとする時のハード面(建物や場所)も丁寧に教えてくださる人、周りにいる人たちも・・・ 今自分の周りにあるもの(土台)ができるまでにどれだけの人たちの思いや願い、そして歴史(物語)があるのかに気づいた時、その思いを引き継ぎ新たなものをカタチにしたいと決意した。 と同時にそのために必要なことであり、場を守っていくためには実践(ソフト)をつくり届けることだと思い一気に走り始めた。 2008年、この場に帰ってくる時に夢をもって帰ってきた。「理想や夢を語るだけでは何も変わっていかない。そこから人の信頼を得ることはできない。」「人任せにしても夢はカタチになることはない。」 今までのように「行政」に求めればカタチができるという時代は終わった。安定をあてがわれることもない。現状に留まることなく常にチャレンジすること、変化することが必要になる。 そのことを学んだ時、まだ残る「見えない心の壁」に対して、一つ一つ地道にカタチをつくって長い時間をかけていこうと決意した。 その時に見出したのが「プレイング・マネージャー」という生き方だった。マネージャーとして主催的な仕事や細々した調整、準備をしながらも、同時にプレーヤーとして直に夢を届けるカタチ。 確かに一人で何役もこなすことは仕事量は膨大になる。ただ、その分「夢をカタチにできるやりがい」と生き方の中で大切にしている「冒険し続ける自分であること」ができる。 夢をカタチにしようとする時には、いつも夢とすることのほんの少ししか現実にはカタチにできない。そして、様々な矛盾にもぶち当たる。その中で自分への無力感を感じることの連続でもある。 でも、それは、この場で根をはって物語を引き継ぎ新たなものをつくる時には必要なことなのだとわかった。 この学びは「風の人」としての役割を終え、「土の人」として生きる第一歩となった。 |
| 地域情報誌「桟」掲載年月:平成24(2012)年1月号 |
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