グッピーやプラティなどの卵胎生メダカは、日本にも帰化しているカダヤシの仲間です。カダヤシ目は北米〜南米、アフリカに約900種類が分布しています。この中にはヨツメウオやハイランドカープなどの胎生メダカも含まれています。
一方、日本に元来から生息しているメダカは、カダヤシ目でなくダツ目に近縁とされています。その仲間には海産のサンマやサヨリ、トビウオなどがいます。日本メダカの仲間(メダカ科)は約20種類ほどが知られていますが、熱帯魚として輸入されるものはほとんどいません。
グッピーやプラティなどの卵胎生メダカは、東南アジアを中心に各国で品種改良や養殖が行われています。
これらの卵胎生メダカの特徴は、メス親のお腹の中で受精卵がふ化し、産仔することです。
グッピーやプラティなどの4cm程度の魚達は、30cm水槽で十分飼育可能です。10匹以上飼育するなら45〜60cm位の水槽を準備しましょう。全長10cm近くになるソードテールやセルフィンモーリーは、60cm以上の水槽での飼育がオススメです。
他の魚と同様に、25℃前後が適温です。高温には強い方で、30℃くらいでも元気に泳いでいます。
各タイプのフィルターが使用可能です。しかし、ヒレが大きいグッピーは強い水流が苦手なので、パワーのあるフィルターを使う場合は水流を弱めて使用しましょう。
また、いつの間にか生まれた稚魚がフィルターに吸い込まれてしまうときがあります。吸水口がストレーナーになっているものは、スポンジなど取り付ける工夫をしましょう。
弱アルカリ性から中性付近の水質が適しています。底砂には大磯砂が便利です。
何でもよく食べます。これらの魚は少しずつ頻繁に与える方が良いでしょう。
多くが新鮮な水を好みます。しかし、よく餌を食べ水を汚すために、1週間に1度は、水槽内のゴミを取り出すのと同時に、全水量の1/4〜1/3ほどの換水を行います。
グッピーの派手で大きなヒレは他の魚にかじられることがあります。特に気の強い一部の小型カラシンやエンゼルフィッシュ、グーラミィなどもヒレをかじることがあるので注意が必要です。
グッピーの混泳相手は、同じ卵胎生メダカのプラティやコリドラスなどの温和な種類を選びましょう。
卵胎生メダカは雌雄がそろっていれば用意に繁殖し、気づかないうちに稚魚が泳いでいることもあります。ただし、別種であっても用意に交雑していまい、親の姿とは違った仔魚が生まれることもあります。交雑を避けたい場合は、同種で飼育することをオススメします。また、メスはオスと一度交接すると一定期間は体内に精子を溜めておくことが出来るので、隔離しても遅いときがありますので注意しましょう。
また、生まれた稚魚はそのままにしておくと親魚や他の魚に食べられてしまうことが多いです。したがって右の写真のような産卵箱を使用します。この中に産仔間近いメスを入れておくと、生まれた稚魚は親魚や他の魚から隔離され食べられることはありません。このケースは水槽と水が繋がっているので水質や水温を気にする必要はありません。
上の写真のように卵胎生メダカの特徴は、オスに交接脚(ゴノポジウム)と呼ばれる生殖器官があります(○印)。したがって幼魚の段階でも簡単に雌雄の区別がつきます。