確定申告の記録
昨年(1999年)、中古住宅を買った。きっかけの一つに、住宅購入についての減税措置があった。
よって、今年(2000年3月)税金の確定申告をする。その他にも、会社の持ち株会からの配当もある。
これは毎年のことだけど、めんどくさいし、どうせ額も僅かだろうと、なにもしなかった。同じことなら、
合わせて申告しよう。
給与所得者なのでこんな経験は、それほどあることではない。『誰かの役に立つかもしれない』と思って、
記録しておきます。
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2月2日 2月3日 2月4日 2月5日 2月6日 2月7日 2月8日 2月10日(申告書提出) 2月11日 2月15日
2月18日 2月28日 3月12日
11月22日 1月23日
- 2月2日(水)
- 今年、所得税の還付申告をする。
知人に税理士や会計事務所勤務の方が多いので、多分お願いすればやってくれる人もいると思うが
今回は自分でやってみたい。生涯にそうあることではない。
申告用に住民票だけは取り寄せている。
念のため、確定申告の手引き書を買った。書店に何冊か並んでいる。ちょとみて、どれがいいのか
わからない。1番安い本にした。
少しだけど、勤務先の持株会からの株式の配当もある。これの申告も合わせてしようとすると、
なんだか、ややこしくなる。
税理士や会計事務所の方達って、こんなメンドくさい仕事をしてるんですね。私なんか自分の
ことでも、めんどくさい。これが、法人になるともっと大変なんだろうなぁ。
- 2月3日(木)
- 昨日買った本によると、還付申告の対象となるのは家屋部分だから、購入価格から家屋部分を
算出しなければならない。土地と家の値段の別がわかっていればいいのだが、ウチの場合、
中古住宅でしかも個人間売買だから、消費税からの計算もできない(土地の売買には、消費税は
かからない)。その場合、簡易的に算出する表があって、木造で建築後5年以内の場合は取引価格
の40%となっている。ちょうど5年くらいなので「いつの時点で5年なのか」確認しようと、税務署へ電話した。
ところが、「全額記入してください」とのこと。最初、なんのことだかわからなかった。
よく聞いてみると「昨年の減税は家屋部分のみが対象でしたが、今年から土地部分も減税の対象に
なります」とのこと。昨日買った本は「平成12年3月申告用」となってたぞ。某税理士も「あんたのとこ
は40%だ」と言ってたぞ。せめて「本代は、返せ〜」
凸(><)
そこで電話は切ったが、また不安になってきた。添付書類の登記簿謄本(抄本)は「家屋のみ」と
なっていたが、土地部分も必要なのかしらん?
- 2月4日(金)
- 仕事を抜け出して、確定申告の用紙をもらってきた。「どこの税務署でもいい」っていうのは逆に迷う。
昨日、インターネットで大阪市内の税務署の位置を確認しておいた。
結局、通勤定期で行ける北税務署へ行った。梅田から太融寺を越えて扇町の近くまで歩く。10分ほど
歩いた。
税務署に入ると、すぐに「用紙配布」の受付がある。そこで、「一般用の申告用紙ください。去年
家を
買ったのと、主な所得は給与ですが株式の配当が少しあります。」と言うと、受付の若いお兄さんが、
「それなら」と「これが、株式の申告用、これが家の申告用」と、説明書や記入用紙をくれた。
この申告用紙が評判の悪い変なサイズの用紙だな。横はA4の短辺の長さ。縦は、B4の長辺くらい。
これなら、コンピューターのプリンターでは大変だ。とりあえず仕事中なので、カバンも持たずに行ったが
せめて封筒に入れて欲しかった。そのまま会社まで持って帰って、カバンに入れたが、収まらない。
折り曲げないように、本を挟んで曲げた。外出していたのは、地下鉄も入れて計30分ほど。
申告用紙はOCR用紙だった。これがきっとKSKとか言う税務申告の電算化だな。でも、ちょっと時代
遅れの気もする。
説明書をパラパラとめくってみるが、なんだかよくわかんない。これなら「解説書」が売れる訳だ。
この説明書と解説書を眺めながら、この土日、ガンバってみよう。
- 2月5日(土)
- 必要な書類をクリアフォルダーに入れて纏めた。
源泉徴収表(給与と株式配当)、銀行ローンの残高証明(2個所から借りている)
税額計算はこれでできるはず。
あと、住民票。
まだ揃ってないのが、家の登記簿謄本と住宅購入の契約書(写)。
これで計算できるか確認してみよう。
- 2月6日(日)
- 申告書を鉛筆で薄く書いてみる。途中の計算がどうも間違っている。
申告書を良く見れば、4枚複写で最後の用紙は「控」で提出不要、つまり下書き用らしい。
そのシートを離して一度鉛筆で下書きしてみて、再度ボールペンで書く。
つまり、本書(うすい鉛筆)と控2回(鉛筆とボールペン)書いてみたが、全部最後の数字が
違う。もう一度計算したら、控の鉛筆書きと同じ数字。
きっと、これが正解だと思う。
今回、戸惑っているのは、買った本が「平成12年3月の申告用」といいながら、実は前年の
申告のことを書いていたことがひとつにある。
でも、これは買う方にとっては判断できない。書いてあることが正しいかどうかなんて、わかる
ようならこんな本は買う必要はない。1個所、土地家屋一括で買った場合の控除の方法が
違っただけだが、1個所だけでも違っていると不信感がでてくる。
まだ本書の申告書は書いていない。
- 2月7日(月)
- 会社で使ってる大きい電卓を持って帰る。再度、計算。大丈夫だ。
本書に転記する。ところが、、、!!
「扶養控除」の数字を「配偶者控除」の欄に書くというミス。
でも、ここまで出来ていれば、もう一度税務署に行って書いてもそれほど負担にはならない
だろう。
10日(木)に税務署に行く予定にした。半日で終わりそうだが、1日休もうかな。。
- 2月8日(火)
- 今日やったこと。
「不動産売買契約書」のコピーをとった。日付と金額がわかる。印紙も貼ってある。
残る書類は、登記簿謄本(抄本)。コピーは手元にあるが、この機会に法務局に行って
とってくるつもり。
10日に有給休暇を取る申請手続きをした。今の時期、自分の担当している部分の決算
処理もほぼ山を越え、休みも取り易い。
同じ部署で昨年不動産を売った人がいて、今日その人が申告に行った。半日弱で済んだ
ようだ。区分が上がったとかで、税額が思ってたより増えたとのこと。
「半日有給」の制度があればそれで済ませるのだけど、どうせ毎年ほとんど未消化なんだし
この機会に1日休むことにした。結果、4連休だ。
- 2月10日(木)
- 申告完了。
今日、行った場所の位置関係をまず確認しておこう。
法務局。自宅の最寄り駅の隣の駅から徒歩15分程度。
税務署。法務局とは逆の隣駅。自宅を挟んで両隣である。駅からは徒歩10分程度。
自宅から駅までは、徒歩20分程度。1時間半ほど歩いていたことになる。疲れた。
法務局へ行って登記簿謄本を取る。申請用紙がいろいろ置いてある。どれを使ったらいいのか
わからない。会社登記関係じゃない、閲覧でもない。違うのを除外していき、最後に残った用紙に
書き込む。窓口へ提出し10分ほどで名前が呼ばれる。この用紙でよかったようだ。「隣の窓口で
印紙を買ってください」とのこと。2000円分印紙を買って申請書に貼り、渡してきた。
1つ完了。ここまで自宅を出てから1時間。
税務署へ。自宅の駅を通りすぎ次の駅で降りる。地図で場所は確認していたが、行くのは初めてだ。
まず、用紙配布場所へ。5人ほど並んでいる。「書き損じたのですが、新しい用紙に書かなければ
ダメですか」と聞くと、「線を引いて消して、横に正しい数字を書いてください」とのこと。OCRじゃない
のかなぁ。
さらに中に入って驚いた。広いホールに100席ほどパイプ椅子と長机が並べてあり、間を税務署の
職員が歩き回って書き方の指導をしている。
その席が満席で、さらに空くのを待っている人が数人。お年寄りが多かった。怒号が飛び交う。
「わかんないよ!ちゃんと教えてよ!」「どこがわかんないのですか!」「エラそうにしないでよ!」
「してませんよ!」ゆっくり見ていると面白いかもしれないが、こっちも用がある。
立って記入する場所が1つ空いていた。まだ記入していなかったのは、提出先税務署名と、提出日付。
これを記入し、源泉徴収票を2枚、貼りつける。そして押印2個所。
提出窓口がわからない。
探してみると、パーテーションを挟んで「検算所」とあり、オジさんとオネェさんが座っていて対応している。
その前にパイプ椅子が20脚置いてある。大きく数字を書いた紙が椅子の背中に貼ってある。順番に
詰めていくようだ。まず11番に座る。次々詰めていく。
30分ほどで順番が来た。オジさんのほうだった。きっと肝臓が悪いのだろう。顔色が悪い。
「家を購入しました」と記入済みの申請書を提出。「源泉票は中に貼ってあります。」
「購入時期は?」「99年です。」
「マンションですか?」「中古の戸建です。」
「必要書類は?」「売買契約書の写、借入金残高証明、2個所から借りています。住民票、登記簿は
家屋部分だけでいのですね。」
「共同名義になっていませんね。」「名義は1人です。」
「これで結構です。還付は3ヶ月ほど見てください。来年からは、勤務先で年末調整できます。」とのこと。
知ってるけどね。
でも、オジさん、電卓もたたかずに、検算したのだろうか?暗算?
必要書類もこっちが説明して借入金残高を見ただけ。他は中身も確認せずに纏めてしまった。
2分もかかっただろうか。なんだか、拍子抜け。予想通り、半日だ。でも、歩き疲れた。
- 2月11日(金)
- 初めて、確定申告を提出してみて、思った事。
- ・「解説書」は買ったほうがいいと思う。選ぶ基準は、具体的に「どこの数字をどこに書くか」が
書いてある事。申告書を図示してあること。
・「解説書」を信じ込まないこと。私の場合、解説書の内容が今年の税制改正に合っていなかった。
税務署がくれる「申告書の書き方」のパンフレットが正しい。ただ、このパンフレットがわかりにくい。
・申告書は、記入してから持っていく事。税務署では混んでいて書ける場所がない。
まだ、受け付けてもらっただけで、これから何があるかわからない。
- 2月15日(火)
- 申告書を書く前と書いた後と、「申告書を書く」という行為の印象がかなり変わっている。
最初は「どこに何を書いていいのか分からない」のだけど、一度書いてみると、その流れが分かってくる。
まず、課税所得の計算。課税所得額の合計から、控除される諸々を差し引いて、課税される所得額を
計算する。こそから、税額を計算する。これは簡単な計算式。
(課税所得額×税率)−固定金額
これが、今は3種類の分類になるようだ。
これで税額を計算したあと、税額控除を計算する。そのあと、定率減税額を計算したあと、「納付すべき税額」
を算出。これと、既納付額の差を最後に計算する。
今まで、控除と一言にいっても「所得控除」と「税額控除」があるって、認識していなかった。
これだけでも勉強になった。
- 2月18日(金)
- 税務署から郵送物が来た。還付にしては早いなと思ったら、違った。
「誰から買いましたか?」「付属費用もふくめていくらかかりましたか?」
という問い合わせ。
「反面にでも使うのかな」と思ったが、家を売った時に原価を明確にしておくため、
とか書いてあった。まだ良く読んでない。
この機会に、家を買うのにかかった費用を計算してみよう。領収書等はすべて保管してある。
当然、「固定資産税」の期間割による負担額は、購入費用に含まれるのでしょうね。
だって不動産売買の際、「固定資産税の期間負担部分は対価とみなす」という意味の通達があった
はずだ。消費税の方で。
消費税と所得税では解釈が違うということはないよね、この場合。
- 2月28日(月)
- 先の、税務署からの問い合わせ事項の回答を送付。
疑問点は、改修費用のどこまでが取得費用に含まれるかと、固定資産税の期間精算が取得費用
として認められるか、という点だ。
一応、明細書を添付して送付した。「消費税法基本通達10−1−6」により、固定資産税の精算は
取得価格に含めた。これは、「固定資産税の精算は取得価格に含める」したがって、消費税の対象
になる、という通達。それならば、所得税の方も当然「取得費用」に含めるのでしょう。
注意書に「固定資産税は取得原価に含めない」とあった。しかし、先の通達では「固定資産税の精算
は固定資産税ではない」ということだ。
さて、どうなるか。
- 3月12日(日)
- 昨日、税務署からはがきが来た。「国税還付金振込通知書」。
3月22日に振込手続きをするそうだ。処理に3〜4日銀行営業日がかかるとある。
3ヶ月かかるといわれていた振込手続きが、2ヶ月弱だ。
11月21日(火)
年末調整。ところが、税務署から住宅購入借入金控除のための申告用紙が送ってこない。
勤務先の提出締め切りは先週金曜日。過ぎてしまったが、昨日、所轄税務署の税務相談室へ
電話する。
「昨年、住宅を買って、今年の春、確定申告をして控除を受けた。給与所得者なので、今年の
年末調整で控除できると聞いたが、まだその用紙が送られてこないのですが」
「今月の第2週には送付しているはずです。では個人税担当へ聞いてください。電話番号は・・・」
ということで、そっちへ電話すると、「調べます」とのこと。すぐに電話があり、送付するとのこと。
なぜ、第2週に送付してこなかったのかはわからない。
今日、到着。1年分1枚で、何年分だろう?分厚くなるほどの枚数(それだけ先までの分)を送って
来た。
明日、勤務先に提出するが、間に合うかわからない。ダメだったら、再度確定申告だ。
11月22日(水)
「ダメだったら、確定申告します」と、勤務先に提出。
なんとかまだ間に合うとのこと。よかった。
これで、このページは終わりになるのかな。
2001年1月23日(火)
まだ、終わらなかった。この日記。
今日、税務署から書類が届く。中は確定申告の申告書と説明書。去年、税務署へ
行ってもらってきた書類だ。
去年、確定申告したから、送ってくるのか?今年は年末調整で済ませて
確定申告をするつもりはない。「こんなことで、税金の無駄使いするな!」と思う。